こんにちは。
フィルムカメラ専門店Totte Meのときはです。
この記事では
- ボタンやスイッチの意味や名称
- フィルムのセット方法
- 撮影に失敗しないための注意点
- 撮影後のフィルム巻取り方法
について説明していきます。撮影を楽しむ手助けになれば幸いです。
各ボタンやスイッチの名称と機能
フィルムのセット方法
フィルムセットの基本的手順は、以下の通りとなります。
- 裏ぶたを開けてフィルムをセット
- フィルムを巻き上げ位置まで引き出す
- 裏ぶたを閉じて自動で巻き取る or 手動で巻き取って裏ぶたを閉じる
- (必要であれば)空シャッターを切る
- (必要であれば)ISO感度を設定する
この手順に沿ってフィルムをセットしていくのですが、巻き上げタイプによって微妙に方法が違います。
といっても、タイプは大きく分けて2つだけなので、心配しなくても大丈夫です。
今回紹介するKonica RECORDERは自動巻き上げタイプになります。
①自動巻き上げタイプ
フィルムをセットして裏ぶたを閉じた後、上にあるフィルムカウンターの表示が「1」になるまでシャッターを切ります。
フィルムをセットするときに先端をスリットに差し込むのを忘れずに。
シャッターを切るたびに1枚ずつ(ハーフサイズなので1枚の半分ずつ)自動で巻き上げられていきます。
ハーフフィルムカメラなので、24枚撮りなら48回、36枚取りなら72回、フィルムカウンターの数字が変化します。
フィルムが装填されたら、かならず手動でフィルムのISO感度を設定しましょう!
やり方は、100 / 200 / 400と書かれたところをフィルムのISO感度に合わせて回すだけです。
ISO感度の設定を忘れると写真が暗すぎたり、明るくなりすぎたりする恐れがあります。
- 注意点①
フィルムセット後は裏ぶたを開かない(フィルムが感光してダメになる)。 - 注意点②
フィルムカウンターの数字が1になっていなければ、裏ブタを開けて再セット。 - 注意点③
フィルムを入れても巻き上げされないときはシャッターボタンを半押しする。
撮影で失敗しないための注意点
ピント合わせ・ピンぼけ回避
コニカレコーダーの最短撮影距離は0.9m。
なので、ピントを合わせたい被写体から1メートルほど離れて撮影しましょう。
シャッターボタンを半押しで、ファインダー中央にあるものに自動でピントを合わせます。
そのままシャッターボタンを押し込めば、シャッターが切れて写真が撮れます。
オートフォーカス搭載ですが、30年以上前のカメラなので、極端に小さかったり、メリハリがない被写体にはうまくピントが合わないので注意しましょう。
フラッシュ(ストロボ)
フラッシュを光らせたいときは、側面にあるスイッチを上にスライドさせます。
ボディ上面の端にあるチャージランプが点灯したら、フラッシュの充電が完了したサインです。シャッターと同時にフラッシュが光ります。
ただし、35年近く前の古いカメラなので、実際に充電できていても、フラッシュランプが中々点灯しない場合があります。
これは内蔵のコンデンサが古くなっているためで、すぐにフラッシュを使いたいときにランプの目印が使えません。
そのため、実際にはフラッシュをオンにした状態で30秒〜1分近く置いておいてからシャッターを切るのが、最適な使い方になります。
何度かフラッシュを発光させたり、ランプが付いた状態で置いていると、ランプの点灯は正常(販売当時の姿)に戻っていきます。
不良ではなく経年劣化による持病なので、うまく付き合って使いこなしていきましょう。
デート機能の設定(DXのみ)
コニカレコーダーは、DXモデルであれば写真右下に日付を印字するデート機能が付いています。
液晶画面に何も表示されていなければ、ボタン電池(CR2025)が切れています。電池を交換して使用しましょう。
一番右側のボタンで、日付→時刻→なしといったように印字する内容を選びます。
左側のボタンで、西暦や月日などの修正ができるようになっています。
撮影後のフィルム巻き上げ方法
手動巻き戻しタイプ
すべての枚数の撮影が終わったあとに、手動で巻き戻していくタイプです。
手動といっても、ボタンを操作するだけの底部にあるスイッチをスライドさせるだけで巻き戻しがスタートします。
すべてのフィルムの巻き戻しが終わると自動で止まるわけではないので、しばらく巻き戻して音が変わったところで止めます。
それから裏ぶたを開けてフィルムを取り出します。
巻き戻しが終わったフィルムはケースに入れて暗いところで保管しつつ、早めに現像に出しましょう。
- 巻き戻しされたのにフィルムカウンターの数字が変化しない
- 巻き戻しの途中で電池切れになってしまった
- 巻き戻しに失敗してフィルムが途中で切れてしまった
このような場合は、フィルムが完全に巻き戻しされていない怖れがあります。
そのときは決して確認のために裏ぶたを開けたりせず、そのまま写真専門店に持っていきましょう。
さいごに
もし分かりにくい箇所やここが知りたい!というポイントがあればお問い合わせよりご連絡ください(カメラの機種名をお忘れなく)。
フィルムの購入や選び方についても知っておきたいという方は、こちらでくわしく説明しています。
撮影が終わったあとの現像とスマホ転送については、こちらでくわしく説明しています。
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