こんにちは。
フィルムカメラ専門店Totte Meのときはです。
この記事では
- ボタンやスイッチの意味や名称
- フィルムのセット方法
- 撮影に失敗しないための注意点
- 撮影後のフィルム巻取り方法
について説明していきます。撮影を楽しむ手助けになれば幸いです。
各ボタンやスイッチの名称と機能
電源ボタンがレンズ付近にあるのが、Canon Autoboy Mini Tの特徴です。
もうひとつ、このカメラならではの使いやすいポイントが、背面にあるフラッシュ切り替えスイッチ。
フラッシュを使うかどうかをあらかじめて決めて設定しておけば、いざシャッターチャンスのときに役立ちます。
昼間ならフラッシュOFF、室内や暗い場所に入ったら自動(AUTO)設定がおすすめです。
フィルムのセット方法
フィルムセットの基本的手順は、以下の通りとなります。
- 裏ぶたを開けてフィルムをセット
- フィルムを巻き上げ位置まで引き出す
- 裏ぶたを閉じて自動で巻き取る or 手動で巻き取って裏ぶたを閉じる
- (必要であれば)空シャッターを切る
- (必要であれば)ISO感度を設定する
この手順に沿ってフィルムをセットしていくのですが、巻き上げタイプによって微妙に方法が違います。
といっても、タイプは大きく分けて2つだけなので、心配しなくても大丈夫です。
今回紹介するCanon Autoboy Minit Tは自動巻き上げタイプになります。
自動巻き上げタイプ
90年代以降のカメラは、ほとんどがこのタイプです。
フィルムをセットして裏ぶたを閉じれば、自動で巻取りが始まり、セットアップ完了です。
1枚撮影するたびにカメラが自動で巻き上げを行ってくれます。
このカメラは、自動でフィルムのISO感度設定も行ってくれます。
- 注意点①
フィルムセット後は裏ぶたを開かない(フィルムが感光してダメになる)。 - 注意点②
フィルムカウンターの数字が1になっていなければ、裏ブタを開けて再セット。 - 注意点③
フィルムを入れても巻き上げされないときはシャッターボタンを半押しする。
撮影で失敗しないための注意点
ピント合わせ
Canon Autoboy Mini Tのピント合わせはオートフォーカスです。
シャッター半押しでピントを合わせて、ボタン押し込みでシャッターが切れます。
最短撮影距離は65cm。1歩2歩離れたぐらいの距離であれば大丈夫です。
あえて65cmギリギリのところに被写体を置いて、少しボカしてみる表現もいいですね。
ピンボケ回避
30年近く前のカメラなので、被写体がちょっと複雑な形状だったりすると中々ピントが合いません。
こればっかりは撮ってみて試してみるしかありませんが、怪しいと思ったら何枚か撮るか、ピントが合いやすいものを探しましょう。
フラッシュ(ストロボ)とデート機能の設定
フラッシュ切り替えスイッチで、フラッシュのオン・オフを切り替えられます。
自動(AUTO)では、シャッターボタンを半押ししたときにファインダー内左端に緑のランプで判断します。
ランプが点灯していればフラッシュOFF、ランプが点滅していればフラッシュONになります。
デート機能(日付印字)は、カメラ背面にあるDATEボタンで表示切り替え、隣のボタンで修正ができます。
日付を印字したくないときはDATEボタンで切り替えてください。
ちなみに背面のデート機能の液晶が表示されなくなったときは、電池切れの可能性があります。
裏ぶたを開けたところにあるCR2025と表記された部分をドライバーで開けて電池を交換してください。
セルフタイマー
カメラ上部にあるセルフタイマーボタンを押すと10秒のセルフタイマー撮影ができます。
撮影後のフィルム巻き上げ方法
自動巻き戻しタイプ
すべての枚数の撮影が終わると、自動でフィルムが巻き戻されるタイプです。
巻き戻しの音が止まったところで、裏ぶたを開けてフィルムを取り出します。
巻き戻しが終わったフィルムは、写真左側のフィルムのように、すべてのフィルムがパトローネ(金属管)に入った状態になります。
ケースに入れて暗いところで保管しつつ、早めに現像に出しましょう。
- 巻き戻しされたのにフィルムカウンターの数字が変化しない
- 巻き戻しの途中で電池切れになってしまった
- 巻き戻しに失敗してフィルムが途中で切れてしまった
このような場合は、フィルムが完全に巻き戻しされていない怖れがあります。
そのときは決して確認のために裏ぶたを開けたりせず、そのまま写真専門店に持っていきましょう。
さいごに
もし分かりにくい箇所やここが知りたい!というポイントがあればお問い合わせよりご連絡ください(カメラの機種名をお忘れなく)。
フィルムの購入や選び方についても知っておきたいという方は、こちらでくわしく説明しています。
撮影が終わったあとの現像とスマホ転送については、こちらでくわしく説明しています。
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