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RICOH FF-9D の使い方

RICOH FF-9D

こんにちは。

フィルムカメラ専門店Totte Meのときはです。

この記事では

  • ボタンやスイッチの意味や名称
  • フィルムのセット方法
  • 撮影に失敗しないための注意点
  • 撮影後のフィルム巻取り方法

について説明していきます。撮影を楽しむ手助けになれば幸いです。

 

各ボタンやスイッチの名称と機能

RICOH FF-9D

電源のオン・オフは、前面にあるレンズカバー開放つかみをスライドさせるだけです。

フラッシュは必要であれば光る自動発光なので、使用するボタンはセルフタイマーとデート機能の設定、他の撮影モードの切り替えの3つになります。

パノラマ撮影の機能はありません。

 

フィルムのセット方法

RICOH FF-9D

フィルムセットの基本的手順は、以下の通りとなります。

  1. 裏ぶたを開けてフィルムをセット
  2. フィルムを巻き上げ位置まで引き出す
  3. (自動 or 手動)で巻き取る
  4. 裏ぶたを閉じる
  5. (必要であれば)空シャッターを切る
  6. ISO感度を設定する

この手順に沿ってフィルムをセットしていくのですが、巻き上げタイプによって微妙に方法が違います。

といっても、タイプは大きく分けて2つだけなので、心配しなくても大丈夫です。

今回紹介するRICOH FF-9Dは自動巻き上げタイプになります。

 

①自動巻き上げタイプ

90年代以降のカメラは、ほとんどがこのタイプです。

フィルムをセットして裏ぶたを閉じれば、自動で巻取りが始まり、セットアップ完了です。

1枚撮影するたびにカメラが自動で巻き上げを行ってくれます。

 

  • 注意点①
    フィルムセット後は裏ぶたを開かない(フィルムが感光してダメになる)。
  • 注意点②
    フィルムカウンターの数字が1になっていなければ、裏ブタを開けて再セット。
  • 注意点③
    フィルムを入れても巻き上げされないときはシャッターボタンを半押しする。

 

撮影で失敗しないための注意点

ピント合わせ

RICOH FF-9D

撮りたいものをファインダー中央に合わせて、シャッターボタンを半押しするとオートフォーカスが作動します。

ファインダーの左側にあるオートフォーカスランプが点灯したらピント合わせ完了。そのままシャッターボタンを押し込むと、シャッターが切れます。

 

撮りたいものがファインダー中央にないときは、撮りたいものをファインダー中央に合わせてシャッターボタンを半押ししたまま、カメラを上下左右に動かしてシャッターを切ります。

カメラを前後させてしまうと、ピントを合わせた被写体との距離が変わってしまうので注意してください。

 

ピンボケ回避

ピンぼけを避けるためには、最短撮影距離より離れて撮影する必要があります。

このカメラの最短撮影距離は80cmとなっています。

撮影距離の判断に迷ったら、ファインダーの左側にあるオートフォーカスランプを確認しましょう。

オートフォーカスランプが点滅したときはピントが合っていないか、撮影距離が近すぎます。

ピントを合わせる被写体を修正するか、ランプが点滅しない距離まで離れて、もう一度シャッターボタンを半押ししましょう。

 

フラッシュ

このカメラのフラッシュは、暗いところでは自動的に発光する自動設定になっています。

なので、フラッシュを発光しないように設定することはできません(もちろんフラッシュが必要ないところでは発光しません)

フラッシュを光らせたくないときは、できるかぎり明るい場所を選んで撮影する必要があります。

自動発光のときにフラッシュが点灯するかどうかの判断は、ファインダーの左側にあるフラッシュランプで確認します。

フラッシュランプがすばやく点滅しているとフラッシュの充電中。点灯状態になっていれば、フラッシュが光ります。

 

セルフタイマー撮影

ricoh ff-9d

セルフタイマー撮影の設定ボタンは、カメラ上部にあります。

セルフタイマーボタンを押したあとにシャッターボタンを押せば、10秒後に自動でシャッターが切れます。

集合写真を撮ったり、手ぶれを防ぐためにカメラを置いたまま撮影したいときに便利な機能です。

 

デート機能の使い方

RICOH FF-9D

日付や時刻を写真に印字するかどうかの設定は、ボディの後面にあるMODEボタンで切り替えます

年月や時刻を修正するときは、ADJUSTのところにあるボタンで修正します。

 

その他の撮影モード

撮影モード

ボディ側面にあるMODEボタンで、様々な撮影モードに切り替えられます。

遠景モードは風景写真におすすめです。

夜景モードは名前通り夜や暗いところで使うもので、三脚などでカメラを固定した使う必要があります。

TVモードは昔のテレビ画面を綺麗に写すためのもので、今ではもう使用する必要はないでしょう。

多重露光は、インスタで見かけるような写真を2枚重ねて1枚にする撮り方です。工夫次第ですてきな写真が撮れますよ!

 

撮影後のフィルム巻き上げ方法

フィルム巻き戻し

すべての枚数の撮影が終わると、自動でフィルムが巻き戻しされます。

巻き戻しの音が止まったところで、裏ぶたを開けてフィルムを取り出しましょう。

巻き戻しが終わったフィルムは、写真左側のフィルムのように、すべてのフィルムがパトローネ(金属管)に入った状態になります。

ケースに入れて暗いところで保管しつつ、早めに現像に出しましょう。

 

  • 巻き戻しされたのにフィルムカウンターの数字が変化しない
  • 巻き戻しの途中で電池切れになってしまった
  • 巻き戻しに失敗してフィルムが途中で切れてしまった

このような場合は、フィルムが完全に巻き戻しされていない怖れがあります。

そのときは決して確認のために裏ぶたを開けたりせず、そのまま写真専門店に持っていきましょう。

 

さいごに

もし分かりにくい箇所やここが知りたい!というポイントがあればお問い合わせよりご連絡ください(カメラの機種名をお忘れなく)。

 

フィルムの購入や選び方についても知っておきたいという方は、こちらでくわしく説明しています。

フィルムの購入方法や選び方を見てみる

 

撮影が終わったあとの現像とスマホ転送については、こちらでくわしく説明しています。

フィルム現像とスマホ転送の方法を見てみる

 

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