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PENTAX ZOOM 105-R の使い方

Pentax Zoom 105-R

こんにちは。

フィルムカメラ専門店Totte Meのときはです。

こちらでは、

  • ボタンやスイッチの名前と意味
  • フィルムをセットする方法
  • 撮影に失敗しないための注意点!
  • 撮影が終わったあとのフィルムの巻き取り方

について説明していきます。

ときは

ぜひカメラをお手元において操作しながら読んでみてください

 

各ボタンやスイッチの名前と意味

  1. シャッターボタン
  2. マクロ撮影スイッチ
  3. 液晶バックライト
  4. 視度調整レバー
  5. オートフォーカスランプ・フラッシュランプ
  6. フラッシュ設定ボタン(自動発光・強制発光・発光禁止・逆光撮影・バルブ・バルブ発光)
  7. レリーズケーブル撮影設定スイッチ
  8. セルフタイマー・連写撮影・多重露光撮影・インターバル撮影
  9. 電源スイッチ
  10. ワイドズームレバー
  11. デート機能設定ボタン
  12. フィルム室開閉スイッチ
  13. 電池ボックス(+ドライバーで開けます)
  14. フィルム途中巻き戻しボタン
  15. 赤目軽減フラッシュスイッチ(人物撮影時にはONにしてください)

ときは

このカメラを使うときは、まず視度調整レバー(④)を調整しましょう。普段の撮影でよく使うのは、①・⑤・⑥・⑨・⑩・⑪になります

 

フィルムのセット方法

フィルムセットの基本的手順は、以下の通りとなります。

  1. 裏ぶたを開けてフィルムをセット
  2. フィルムを巻き上げ位置まで引き出す
  3. 裏ぶたを閉じて自動で巻き取る or 手動で巻き取って裏ぶたを閉じる
  4. (必要であれば)空シャッターを切る
  5. ISO感度を設定する

この手順に沿ってフィルムをセットしていくのですが、巻き上げタイプによって微妙に方法が違います。

といっても、タイプは大きく分けて2つだけなので、心配しなくても大丈夫です。

ときは

PENTAX ZOOM 105-Rは自動巻き上げタイプになります

 

自動巻き上げタイプ

フィルムをセットして裏ぶたを閉じれば、自動で巻取りが始まり、セットアップが完了するタイプです。

1枚撮影するたびにカメラが自動で巻き上げを行ってくれます。

不安な方は動画を参考にして行ってみてください。

ときは

このカメラは自動でフィルムのISO感度設定も行ってくれるので、これでフィルムセット完了です!

 

  • 注意点①
    フィルムセット後は裏ぶたを開かない(フィルムが感光してダメになる)。
  • 注意点②
    フィルムカウンターの数字が1になっていなければ、裏ブタを開けて再セット。
  • 注意点③
    フィルムを入れても巻き上げされないときはシャッターボタンを半押しする。

 

撮影で失敗しないための注意点

ピント合わせ

撮りたいものをファインダー中央の[  ]マークに合わせて、シャッターボタンを半押しするとオートフォーカスが作動します。

ファインダー横にあるオートフォーカスランプ(④)が点灯したらピント合わせ完了。そのままシャッターボタンを押し込むと、シャッターが切れます。

撮りたいものがファインダー中央にないときは、撮りたいものに[  ]マークを合わせて半押ししたまま、カメラを上下左右に動かしてシャッターを切ります。

カメラを前後させてしまうと、[  ]マークを合わせた被写体との距離が変わってしまうので注意してください。

 

ピンボケ回避

ピンぼけを避けるためには、最短撮影距離より離れて撮影する必要があります。

このカメラは、ズームレンズ搭載なので、ズームの焦点距離によって最短撮影距離が違います。

通常時は135cm、スーパーマクロモードでは45cmとなります。

撮影距離の判断に迷ったら、ファインダーの横にあるオートフォーカスランプ(④)を確認しましょう。

オートフォーカスランプ(④)が点滅したときはピントが合っていないか、撮影距離が近すぎます。

ピントを合わせる被写体を修正するか、ランプが点滅しない距離まで離れて、もう一度シャッターボタンを半押ししましょう。

 

フラッシュ(ストロボ)の設定

このカメラのフラッシュは、背面にあるフラッシュ設定ボタン(⑥)で変更します。

自動発光のときにフラッシュが点灯するかどうかの判断は、ファインダー横のフラッシュランプ(⑤)で確認します。

フラッシュランプ(⑤)がすばやく点滅しているとフラッシュの充電中。点灯状態になっていれば、フラッシュが光ります。

フラッシュを光らせたくない場合は、発光禁止モードに変えてから撮影しましょう。

 

  • 自動発光→フラッシュのオン・オフをカメラ任せで行い、明るすぎたり暗すぎたりする失敗写真を防ぐために使います。
  • 強制発光→夜間や暗い室内、夕暮れ以降などでフラッシュを発光させたいときに使います。
  • 発光禁止→自動発光でフラッシュが点灯するときやどうしてもフラッシュを発光させたくないときに使います。
  • 逆光撮影→露出補正やシャッター速度を変化させます。逆光で被写体が影になっていて見えない、黒く潰れてしまいそうなときに使います。
  • バルブ→シャッターボタンを全押しの間、長時間露出撮影を行います。花火や夜景、星空の撮影や、自動車のライトの流れを表現したいときなどに使います。

 

デート機能の設定

写真の右下に日付を入れるデート機能は、デート機能設定ボタン(⑪)で設定します。

左側のMODEボタンで表示内容(印字する内容)を変更します。日付、時刻、表示なしといった順で切り替わります。

日付や時刻を修正するときは、まずSELECTボタンを押して、修正したい数値を点滅させます。

それから右側のADJUSTボタンを押して修正して、SELECTボタンを押して決定します。

 

連写撮影・多重露光撮影

 

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連写撮影は、シャッターボタンを押している間、シャッターを連続で切り続けます。

連写は被写体が細かく動いているときや一瞬を捉えたいときに使います。

多重露光撮影は、設定後にシャッターを2回切ることができます。

1枚目と2枚目の写真を重ねることで他にない雰囲気の写真を作り出せます。

 

撮影後のフィルム巻き上げ方法

自動巻き戻しタイプ

フィルム巻き戻し

すべての枚数の撮影が終わると、自動でフィルムが巻き戻されるタイプです。

巻き戻しが止まったところで、裏ぶたを開けてフィルムを取り出します。

巻き戻しが終わったフィルムは、写真左側のフィルムのように、すべてのフィルムがパトローネ(金属管)に入った状態になります。

ときは

フィルムを取り出したら、ケースに入れて暗いところで保管しつつ、早めに現像に出しましょう

 

  • 巻き戻しされたのにフィルムカウンターの数字が変化しない
  • 巻き戻しの途中で電池切れになってしまった
  • 巻き戻しに失敗してフィルムが途中で切れてしまった

このような場合は、フィルムが完全に巻き戻しされていない怖れがあります。

そのときは決して確認のために裏ぶたを開けたりせず、そのまま写真専門店に持っていきましょう。

 

さいごに

もし分かりにくい箇所やここが知りたい!というポイントがあればお問い合わせよりご連絡ください(カメラの機種名をお忘れなく)。

 

フィルムの購入や選び方についても知っておきたいという方は、こちらでくわしく説明しています。

フィルムの購入方法や選び方を見てみる

 

撮影が終わったあとの現像とスマホ転送については、こちらでくわしく説明しています。

フィルム現像とスマホ転送の方法を見てみる

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