PENTAX MZ-3 の使い方

こんにちは。

フィルムカメラ専門店Totte Meのときはです。

こちらでは、

について説明していきます。

こちらのカメラは、メーカーの公式取扱説明書のネット上で公開されています。

できるかぎり正しい使い方をお伝えするために、ネット上に説明書があるカメラについては説明書から画像を引用しています。

詳しい操作説明が読みたいという方は、こちらのPDFデータをご覧ください。

※データが重いので、Wi-Fiがあるところで見るのがおすすめです。

メーカーの公式取扱説明書を見てみる

各ボタンやスイッチの名前と意味

1. オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り替えスイッチ＋フラッシュ設定ボタン
2. レンズ着脱ボタン
3. AFエリア切り替えレバー
4. シャッターボタン
5. 電源オン・オフレバー
6. シャッタースピードダイヤル
7. 露出補正ダイヤル
8. レンズフォーカスリング
9. パノラマ切り替えスイッチ
10. メモリーロックボタン
11. デート機能設定ボタン

フィルムのセット方法

フィルムセットの基本的手順は、以下の通りとなります。

この手順に沿ってフィルムをセットしていくのですが、巻き上げタイプによって微妙に方法が違います。

といっても、タイプは大きく分けて２つだけなので、心配しなくても大丈夫です。

自動巻き上げタイプ

フィルムをセットして裏ぶたを閉じれば、自動で巻取りが始まり、セットアップが完了するタイプです。

１枚撮影するたびにカメラが自動で巻き上げを行ってくれます。

不安な方は動画を参考にして行ってみてください。

撮影で失敗しないための注意点

ピント合わせ

出典元：PENTAX MZ-3

撮りたいものをファインダー中央の[　　]マークに合わせて、シャッターボタンを半押しするとオートフォーカスが作動します。

ファインダー内の表示で合焦マークが点灯したらピント合わせ完了。そのままシャッターボタンを押し込むと、シャッターが切れます。

撮りたいものがファインダー中央にないときは、撮りたいものに[　　]マークを合わせて半押ししたまま、カメラを上下左右に動かしてシャッターを切ります。

カメラを前後させてしまうと、[　　]マークを合わせた被写体との距離が変わってしまうので注意してください。

撮影距離の判断に迷ったら、ファインダー内にある合焦マークを確認しましょう。

オートフォーカスランプが点滅したときはピントが合っていないか、撮影距離が近すぎます。

ピントを合わせる被写体を修正するか、ランプが点滅しない距離まで離れて、もう一度シャッターボタンを半押ししましょう。

フラッシュ（ストロボ）の設定

出典元：PENTAX MZ-3

フラッシュを使う場合は、カメラのストロボを上げた状態で、カメラ正面にあるフラッシュ設定ボタン（①）で変更します。

自動発光のときにフラッシュが点灯するかどうかの判断は、ファインダー内のストロボ情報マークで確認します。

ストロボ情報マークがすばやく点滅していたら、カメラがフラッシュが必要と判断して発光させる状態です。

フラッシュを光らせたくない場合は、発光禁止モードに変えてから撮影しましょう。

パノラマ撮影・デート機能設定

パノラマモードへの変更は、パノラマ切り替えスイッチ（⑨）。

デート機能は、デート機能設定ボタン（⑪）で設定します。

DATEで印字内容を変更、SELECTとADJUSTで日付修正です。

シャッタースピードと露出の設定

このカメラはオートフォーカスカメラなのですが、ピントを合わせてシャッターを切るまえに調整するべき点があります。

それがシャッタースピードと露出の設定です。ざっくり言えば写真の明るさを変えられます。

このカメラは、スマホやデジカメとは違って明るさの設定をマニュアル（手動）で行うことができます

（初めて撮影する方は、レンズのF値＝A、シャッターダイヤル＝Pにすれば、すべてカメラ任せ＝オートで撮影できます）。

マニュアルで適正な明るさで撮るためには、以下の３ステップの手順を踏む必要があります。

1. まずレンズのF値を設定する（F1.4~F4に近いほど被写体の前後がボケて写真が明るくなります）
2. ファインダーを覗いた時に左側に見えるシャッター速度メーターを確認する（動かないときは巻き上げレバーを手前に出します）
3. シャッター速度のダイヤルを回して調整する

このときに、シャッター速度ダイヤル（⑥）の数字を上下させることで、撮影する写真の明るさを調整できます（数字が増えれば増えるほど暗くなります）。

また、露出補正ダイヤル（⑦）でも明るさを変更できます。プラスであれば明るく、マイナスであれば暗く写ります。

もし、ファインダー内にあるシャッター速度メーターが低速＝1/15~1秒になると、手ぶれでブレた失敗写真になる怖れがあります。

そんなときは、F値を数字が少ない方に設定するか、フラッシュを発光させて撮影しましょう。

撮影後のフィルム巻き上げ方法

自動巻き戻しタイプ

すべての枚数の撮影が終わると、自動でフィルムが巻き戻されるタイプです。

巻き戻しが止まったところで、裏ぶたを開けてフィルムを取り出します。

巻き戻しが終わったフィルムは、写真左側のフィルムのように、すべてのフィルムがパトローネ（金属管）に入った状態になります。

さいごに

もし分かりにくい箇所やここが知りたい！というポイントがあればお問い合わせよりご連絡ください（カメラの機種名をお忘れなく）。

フィルムの購入や選び方についても知っておきたいという方は、こちらでくわしく説明しています。

フィルムの購入方法や選び方を見てみる

撮影が終わったあとの現像とスマホ転送については、こちらでくわしく説明しています。

フィルム現像とスマホ転送の方法を見てみる

画像引用元：PENTAX MZ-3

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